活動記録

将来なりたい職業がなく夢もない高校生との進路相談でアドバイスしたこと

通信制高校の3年生から、進路についての相談を受けました。

  • 高校卒業後にやりたいことがない
  • なりたい職業もない
  • 夢もない
  • なんとなく、就職より進学?みたいに思う
“生徒”
“生徒”
将来やりたいこともないし、進路どうしよう?
一応、大学いっといた方がいいですよね?

同じような悩みの高校生たちの参考になれば幸いです。

高校卒業後は大学に進学したほうが就職に有利?

なりたい職業や目標はないけど、なんとなく就職するのは嫌なので進学しようかなという相談をよく受けます。

“生徒”
“生徒”
一応、大学行ったほうが、就職するときにいいですよね?

大卒の方が就職に有利と思っている子が多いようです。

しかし、大学に行ったから、必ずしも良い就職先に出会えるとも限りません。

進路に悩んでいる高校生はどのようにして進学先を決めれば良いのでしょうか。

夢がない高校生はどうやって進学先を決める?

将来の夢や目標などがなく進路に迷っている生徒にお薦めしているのは、この2つです。

  • 適職診断をしてみる
  • まずアルバイトしてみる

適職診断というのは、インターネットで無料で簡単にできます。
「スタディサプリ 進路」というホームページで、「適職診断」というのができます。

これをやってみると、今まで知らなかった職業について知ることができます。
職業について興味を持つ良いきっかけになります。

そして、その職業に就くための進路も調べることができます。

“先生”
“先生”
在校生の方は、難しければ一緒に見ますので、なんばキャンパスに登校したときに声をかけてください。

この適職診断で、進路の候補が決まってきます。
あとは保護者の方にも相談して、進路について決めていきます。

適職診断をしてみたけどイマイチよくわからないという生徒には、アルバイトしてみることを勧めています。

アルバイトの利点をこう考えます。

  • 交友関係が広がる
  • 好きなものを買える

交友関係が広がると、視野が広がります。
通信制高校に在籍しているだけよりも、アルバイトで出会った同年代の人たちとも交流した方が色々な意見を聞くことができます。
同世代の子達と「進学はどうする、就職はどうする」など、雑談していく中で自分の進路が見つかることもあります。

もう一つの利点は、好きなものを買えるということです。
アルバイトをして得たお金で、好きなものを買ってみると、「また仕事頑張ろう」と思えるでしょう。
社会人になっていく楽しさも学べるはずです。
社会人になることに少しでも興味が湧けば、自分の進路についても考えがまとまっていくかもしれません。

進路相談のアドバイス

あなたの進路は、あなたが決めてください。

本当に大学に行きたいですか?
大学に行ったら就職に有利だと思うから行くのですか?
就職に有利かどうかは個人によります。

親が大学に行けというから行くのですか?
そんな動機で、4年間も大学に通うモチベーションを保つことはできますか?
自分の興味のあるところを見つけて、進学してください。

通信制高校の先生としてこのアドバイスが正解かはわかりませんが、本当に何も興味がなく、進学先を見つけることができないなら、就職活動をすれば良いと思います。
就職すればお給料を得て、自立していくことができます。
高校生時代とはまた違った楽しさがあります。

大学に進学するには、かなり高額な学費がかかります。
通信制高校の比ではないです。

夢や目標がないなら、大学への学費を払って将来を先延ばしにするのではなく、就職して社会人としての楽しみを感じながら生きるのも良いと思います。